総シーン数は45。
値段を考えるとこの数は驚異的。
しかも尺も長め。
すげぇ、アンタすげぇよ。
【内容的な話】
一言で言えば、映画の「エイリアン」+「姦染シリーズ」÷2、といった感じ。
ザッピングシステムも搭載していますが
それが、まんま「姦染」のものであることから
影響を受けていることを隠す気はないもよう。
いさぎよくて良し。
そんなことよりも、「エイリアン」とエロゲの親和性の高さに気付いたスタッフに
賞賛の言葉を贈りたいです。
ちなみに、↓のサンプル画像ではCGの中に文字が記載されていますが
これは、あくまでサンプル画像用の処理らしく
実際のゲーム画面では、そういった演出はありませんのでした。
【システム的な話】
残念ながら残念なでき。
標準的なシステムな搭載しているものの
全てにおいてレスポンスが悪い。
また、文章の文字サイズが小さくて慣れるまで読みづらい。
バックログがメッセージウィンドウ内でスクロールする方式なので
激しく読みづらい&使いづらい。
特に一番残念だったのは
効果音が鳴った際に、たとえそれがスキップ中であろうとも
鳴り終わるまで強制的に待たされる仕様であること。
これがウザいことこの上なかったです。
効果音の一回一回は1~2秒程度の長さなのですが
効果音なんて結構頻繁に鳴るもの&スキップ中ならなおさら
なので、効果音が鳴る度にプレイを中断させられて
ストレス溜まることこの上なかったです。
周回プレイ前提の作品なのに、この仕様は致命的だと思うのですが
スタッフさんはデバック中に気付かなかったのでしょうか。
誤字脱字も結構多かったように思うので
是非とも修正パッチを出してほしいところ。
【グラフィック的な話】
キツイ言い方をすると、立ち絵はフリーゲームレベル。
初見だと、タイトルCGと立ち絵の落差に間違いなく違和感を覚えるでしょう。
ただし、イベントCGは一般レベルという不思議。
原画は一緒なのに「塗り」が違うだけでこうも違って見えるんですね。
「塗り」って大事。
こんな感じの立ち絵とイベントCGの落差が激しい作品って
なんか昔にもどっかでプレイしたことあったなーと思ってたら
そうそう初期の月姫(歌月十夜あたり?)もそんな感じでしたね。
懐かしい。
【エロ的な話】
相手が相手なだけにハードな内容多し。
あと、何故かアナル率高め。
エイリアンはアナルが好きなのか?
あと、人型のエイリアン相手ならいいのですが
グロテスクな姿をしたエイリアンとのプレイも多少なりともあるので
耐性のない方はご注意を。
ちなみに、同人作品であるにも関わらず
声優陣は「民安ともえ」「サトウユキ」「紫苑みやび」と超豪華。
サトウユキ嬢の例のアレも完備されていたのでファンの方はご安心を。
なんかもう彼女のアレは、若本御大の「ぶるぁぁぁぁぁ!!!」に通じるものがありますね。
【総評的な話】
内容のところでも触れましたが、ぶっちゃけエロゲ版エイリアンですので
顔に張り付くエイリアンとか、アンドロイドの人とか
映画版を知っていればニヤリとさせられるシーンが多かったです。
特に、俺はボスとの決戦時に登場した「アレ」で
「アレ」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! と笑ってしまいました。
とまぁ、展開的にはほぼ「エイリアン」準拠でしたが
ライターの方がしっかりした文章を書かれているので
読み物としても楽しめる作品だった思います。
(誤字脱字は多かったけどね)
個人的には、シナリオとエロが量、質共に高レベルの
結構な名作だと思っているのですが
ただ、それだけにシステム周りが残念な出来だったのが悔やまれます。
それさえなければ、もうちょい上を狙えたのにね。
ただまぁ、2000円台の販売価格であるにも関わらず総シーン数が45と
脅威のボリュームを誇っているので
コストパフォーマンスは間違いなく高い作品だと思います。
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